会社での評価は低い方ではなかったし、これといって不満はありませんでした。

「どうせサラリーマン」なので、組織に言われたとおりに動くしかないと思っていました。

とはいえ、同期が部長になったときに焦りを感じたんです。
ほんとにこのままでいいのかって。そんなときにコーチングを知りました。

試しに受けてみたら、話せば話すほど新しいことが自分の中から湧き出てくるような感じがしました。

勝手な固定概念で自分の人生に制限をかけていたことにも気づきました。
「どうせ」「だってしょうがない」を合言葉に、自分の可能性や他の選択肢を自分で閉じていることが明確になりました。

しかも、自分の時間の使い方に、自分の意思が反映されていないので、何をしていても次につながる気がしていなかったのです。

コーチと話しているうちに、なぜか自分が大切にしていることに気づけたり、これからどうしていきたいかというビジョンを少しずつクリアにしていくことができました。

そして、ものごとの優先順位が決まり、集中できるようになってきました。

その結果、目の前の時間を何に使うのかが決まるので、会社での生産性も上がり、前よりも高い評価を得られるようになりました。

さらに、「やらされている」のではなく、ちゃんと自分で時間をコントロールできている感覚を持てるようになったので、自分が自由に使える時間が断然増えたような気がします。

1~2年後にしたいことも見え始め、どんどん自分が前向きになっていくのが分かります。

仕事も会社も好きだったはずなのに、部下を持ったら会社を嫌いになってしまいました。

さらには、ちょっとしたことでイライラして、お客さまにも優しくなれない自分にガッカリする日々が続いていました。

でも、コーチングを受けたことがきっかけで、いろいろなことに気づくことができました。

自分の上司と部下との板挟みで、マネジメント優先の上司の言い分を聞きながら、お客さま優先の現場の話も聞かなければならないという状況がかなりの負担だったようです。

お客様優先なのかマネジメント優先なのかもよくわからなくなったせいで会社に対する不信感も募り、自分がどうしたいかも全く分からなくなりかけていたところでした。

それが、コーチとの対話をとおして、自分が大切にしてきた接客サービスの心だったり、会社に勤めてきたことで得られたスキルなどを再度確認することができました。

おそらく自分一人で振り返っても、気づけませんでしたね。

コーチがナビゲートしてくれたからだと思っています。

その後は、自分が大切にしたいことを優先しながら、チームのマネジメントにも関わっていけるようになりました。

また、心に余裕を持つことができるようになったので、なにが原因かわからなかったイライラが減り、チームのメンバーにもお客さまにも、以前のように優しく接することができるようになったと思います。

仕事は嫌だけど、「辞めたい」と言えませんでした。

結婚、妊娠して多少の迷いはあるものの、それでも「辞めたい」と職場に伝えることはできませんでした。

自分が我慢すれば、周りが助かるという気持ちもあったかもしれません。

しかし、コーチングに出会い、周りに迷惑をかけてはいけない、せっかく頑張って看護士になったんだから最後まで頑張らなきゃいけないと無意識に持ち続けていたなんだかよくわからない自分の信念に気づきました。

それとともに、「自分の本当の願いはなんなのか」と向き合いました。

そうしたら「こんなお母さんになりたい！」って決めて本当に自分が進みたい道を選びたいと思えるようになってきました。

仕事だけではなく、自分がお母さんになることや、自分の人生そのものが大切であるということが分かりました。

その結果、「辞めたい」と伝えることができました。

最終的に、看護士を辞めてお母さんになる道を最優先にしただけではなく、看護士以外の仕事にも目を向け、本当に自分がしたいことをさらに大切にできるようになりました。